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July 2005

July 21, 2005

A Vacation in Bali

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 バリ島に滞在している。
 スミニャックという地域で、デンバサール空港から三十分くらいの土地であり、東京でいうと代官山(十年以上前の)ような場所であり、つまり少しずつハイファッションなヴィラ、レストラン、ブティックが出来ているという具合である。オーストラリア人、欧州の人たちが多く、バリ一番の観光客である日本人は少ない。どうも欧米人はアジアのツーリストから逃げたいらしい。彼らのオリエンテリズムの満喫を阻害する要因にしかならないのだろう。観光というイメージの消費の求められる土地では、どうしても生活が演劇的にならざる得ない。欧米人にとってアジアはファンタジーであり、いつまでも神秘的(野生的)でなくてはいけない。
 またバリの人は親切でありながら、ずるいところがある。元来性質のいい人たちなのだろうが、貨幣価値が数十倍は違う国の人たちのせいで、オカシクなってしまっているのだろう。勿論、日本人の責任も少なくはない。そして彼らは日本語を喋る人が多い。
 それを金を稼ぎたいから喋るのだろうと、皮肉るのは簡単である。しかし元来インドネシアは、五十余年前にオランダの植民地から、日本人が加担して独立を勝ち取った国なのだ。いまでもウブドの独立戦争の英雄が眠る墓地には、日本人の軍人が眠っている。特に若い日本人はそういう歴史を知らない。もっと正面からインドネシアと対峙していい。が、いつでも欧米人の文化のフィルターを通して評価してしまう傾向が強いと思う。
 日本は欧米の眼差しのイミテーションで満足するのではなく、アジアの同胞として、こういう土地の日本語を学んでいる人々を真っ当に評価するべきである。バリの人に聞くと、そこまで日本語を喋れても日本に来ることは(経済的な理由で)難しいそうだ。
 こういう日本語を学んでいる人の資源はなによりも大事であり、もっと日本の政府も経済会もスカラーシップのプログラム充実させて、馬鹿な外交での無駄な支出を、意味のある交流に注いで欲しいと切に願う。
 

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July 06, 2005

並木通りのカルティエ

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 腕時計が壊れた。十年間順調に動いていてくれ、ある日突然止まってしまったパシャCだ。思い起こせば、4-5年で整備に出してくださいと言われていたのを、うっちゃっていたせいである。それで銀座の高級ブティックと高級クラブが軒を連ねる並木通りに出かけた。
 
並木橋のカルティエにはカスタマーセンターがあり、製品の修理を受けつけてくれる。ドアマンのいる入り口から、横の階段を地下に降りると、革張りのソファが上品に配置され、美しい担当の方が修理を承る。カルティエの雑誌、モダンなフランスを感じるインテリア。やはり宝飾品の修理センターで、同じ高級品でもオーディオの修理センターとは別次元である。僕は修理を頼むと、分解整備になるという。金額は五万円程度。きちんと磨いてもらえるそうで、約一ヶ月預けることになった…やれやれ。
 高級な商品を取り扱うに相応しい店の対応とコストであるが、もう少し気軽な方がいいなと思うのは身分に相応でないからだろう。なにしろ時計なんだから、綺麗な白衣を着た修理職人が対応してくる感じが良いのだと思ってしまう。でもそこでは、上品で綺麗な方々が慇懃に対応してくれるのである。満足できない僕が変なのである。
 
 外に出るとショーケースには、美しいブローチが飾られていた。記憶が正しければ、オリジナルは二十世紀初頭のアールデコの頃のものだ。(写真のものです)そのデザインを模倣して再生したのだろう。でも初めて本物を見たので感激した。

 過去の華美なフランス文化に思いを馳せる。憧れはありつつも、そういう奢侈の生活について僕の器量は妥当なのかと、軽い居心地の悪さを感じた。

<tokyotaro>

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