« October 2005 | Main | December 2005 »

November 2005

November 21, 2005

茨城県・平井海岸にて。

Hirai
やはり寒くなってきたと、5mmのセミドライの初登場。去年買ったものなので暖かく、新素材の恩栄に預かる。それと、防水タイプのデジカメを中古で手に入れたので、初めて海で写真を撮ってみた。ペンタックスのオプティという製品で、本当に海なんかで大丈夫なのだろうかと思いつつも、ウエットの中に忍ばせて海に出る。

この海岸はロングに適したメローな波質で、ロングボーダーには有難いビーチだと思う。茨城というと、ショートの方を持ってくるのだけど、ここを知ってロングを持って来た。今日はサイズがなかった。でも乗ってみると、力もあるし、やはり思ったとおりの良い波だった。

唯、やはりアウト<浜から一番外側で波が立つところ>でデジカメで撮影しているサーファーは不思議らしく、写真の女性サーファーの方にも怪訝な顔をされたようです。(もし自分だと分かる方いらしたら、メールください。データをお送りします)

陸にあがって、自前の温水シャワーを浴びていると、地元の小父さんから声を掛けられる。多分60は過ぎているだろう。「最近は色のついたボードも多くなったね、それに昔は人が少なかったけど、いまじゃ危ないよ(湘南を見たら卒倒するにちがいない)僕がはじめて東京オリンピックの頃ボードを買った時は、3万円(現在の50万円くらい)したよ」という話を、茨城弁で話してくれた。ラスティのキャップを軽く被って、いい感じの人だった。僕が東京から押しかけて失礼しますと言うと、笑って二匹の柴犬と去って行った。


hikoki

それにしても夕方の海辺の景色は素晴らしい。そんなことを思いつつ、空を飛び去るジェット機を撮りました。機影は良く写ってないけれども、成田から異国へ飛び去る余韻は感じられるかもしれません。<tokyotaro>

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 16, 2005

キース・ジャレット。現在最高の音楽を聴く

jarrett

耳を澄ますと、いまでもキースの弾いた旋律が聴こえてくる。

10月にキース・ジャレット氏が来日し、大阪と東京でソロ・コンサートを開いた。主催者の鯉沼ミュージックによると、キースがソロコンサートを開くのは、今では日本だけらしい。キースの独特な瞑想を誘う旋律にとって、その即興音楽を生成する場に日本人の感性の方が適してると、彼が考えているからだそうだ。しかし、今回の大坂公演では残念な事件が起きたらしい。ケータイと咳・くしゃみによって公演がストップした。キースは観客に言った、『日本人がその精神を失って、欧米化していくのは残念だ』と。

キースのソロは、完璧な即興音楽である。ジャズピアニストというカテゴライズでは困難なほど、ジャズ、クラッシック、現代音楽を横断した音楽性。 繊細な感性、肉体が音を紡いでいく現場、幸運な観客はそのプロセスを体験する。そして二度と、その旋律は繰り返されない。『ケルン・コンサート』のような名曲であっても。

だからこそ、真摯に聴いていく姿勢は大切である。

キースは慢性疲労症候群から立ち直るまで、相当に苦しんだと思う。その苦難の痕跡を感じるアルバムがある。スタンダード・ナンバーを弾いた『Melody Night at wiuh you』(写真のアルバムです)。東京のコンサートでは、そのなかで弾いているビル・エバンスの『Porgy』を、アンコールで披露した。

コンサートで涙を流したのは初めてだった。キースのコンサートを聴くのは、ソロでは二回目だった。そして最高の一夜だった。<tokyotaro>

| | Comments (1) | TrackBack (0)

November 08, 2005

小名浜と福島の波

NEC_0014
福島へ。自動車を走らせた。

そして訪れたのは小名浜。福島県の南部・東京から常磐道で200キロくらいに位置する港町である。
徳川幕府の庇護もあり、17世紀から海運で栄えた街だったらしい。現在は東日本でもトップクラスの魚を扱い、魚河岸が賑わっている。

11月から冬の間はあんこう鍋が美味しい。僕も「割烹一平」という料理屋で食べてみた。だしは、どぶ汁という味噌とあん肝のペーストを混ぜたようなもの。そこに、あんこうのゼラチン質たっぷりの皮と、さっぱりした肉、脂の乗ったあん肝を入れて煮る。煮込むと、オレンジ色のあん肝から出る脂が溶け込んで、スープは魚系のこってりした美味となり、しかし魚臭さはない。女中さんに聞くと、なんでももっと寒い2月くらいが一番脂が乗っていいのだそうだ。身はふぐと鱧の間という感じの、さっぱりした食感だった。

もうひとつ、「うにの貝焼き」という、うにを貝に詰めて焼いた料理がある。これは抜群に日本酒と相性が良い。これは漁港の屋台で食った。

波はというと、外洋から良いうねりがやって来ていた。太平洋を望む海は壮大だった。朝五時には夜明けとともに永崎海水浴場にはサーファーが五六人集まってきた。テトラの間から来る波に乗っていたのだけれど、形が整って、ムネ・カタくらいのサイズだった。

アウトには良い波があるが、誰も沖には出ていない。少し浜を西に行くと、もっと大きく、形の良い波がブレイクしていた。潮がきついのか、サーファーは二人だけだった。ゲッティングは多少厳しそうだ。私はそこに入らなかったので、それ以上はわからない。

東京から北へ向かって行って、はじめて食事も波も満足できる街だった。<tokyotaro>


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« October 2005 | Main | December 2005 »