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November 2007

November 26, 2007

バンコクを見、東京を憂う。

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先週バンコクに滞在していた。
滞在期間は、気温も30度半ばと聞いていたものの涼しく、湿度も低かった。
8年前に一度空港を訪れたことはあるが、その当時とは空港も見違えるほど素晴らしく、アジアの発展に驚く。最近はインドへの出張が多かったので、その差は驚くべきものだった。昔、バンコクの混雑は相当ひどいと聞いていたが、高速道路が整備されたおかげでエアポートからのアクセスも良い。やはり聞くのと、見るのとでは大違いであることを痛感した。

宿泊したのは、メトロポリタンというホテルで、2003年に出来たところだそうだ。このホテルはロンドンとバンコクにあるだけだそうで、全体的にコンテンポラリーなグローバルスタイルであり、客室もミニマルなタイ風なインテリア。また有名なスパ<“COMO Shambhala”は、“Conde Nast Traveller”誌などで世界のベストスパにも選ばれたほどの実力をもち、欧米のセレブから支持される、大変有名なスパでそうです。> と素晴らしいプールがあって、仕事でなかったら、じっくり楽しめたと思う。

東京も変貌しているが、確かにアジアの変貌はより別の次元に進んでいる。東京よりも現代的な国際的な感覚というのだろうか、そういう空気のようなものを感じる。食事も美味しいし、飲む場所はバラエティに富んでいて楽しい街であること等、いまさらながらに知ったのは収穫だった。

サムイ島に行った90年代当時は、水溜りの道をバイクで走ったりしたものだったけど、いまではサムイの道もきちんと舗装されているそうだ。タイがエキゾチックな場所だという、高所から見るような幻想は捨てたほうがいいのだろう。

消費のスタイルも現代化し、アジアは変貌する。さて東京は2010年代にはアジアの先端でいるのであろうか。そう考えてみると、やはり2016年の東京オリンピックがターニングポイントとして必要なのだと痛感する。


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November 14, 2007

東京画<GR digitalにて撮る>

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November 08, 2007

民主党の迷走とトヨタの世界一達成

民主党の小沢代表が「連立政権」構想のなかで迷走している。
その最中にトヨタの売り上げ世界一の話と、GMが4兆4千億円もの赤字を出したという。

 トヨタ自動車が7日発表した平成19年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比13・4%増の13兆122億円、本業のもうけを示す営業利益は16・3%増の1兆2721億円、最終利益は21・3%増の9424億円となり、中間期として売上高は8年連続、利益は2年連続で過去最高を更新した。アジアや中南米など新興国での販売が好調だったほか、為替の円安効果も利益を押し上げた11月7日21時16分配信 産経新聞

売上高は米ゼネラル・モーターズ(GM)の4~9月期の数字を上回り、中間期の売上高でトヨタが初めて「世界一」に立った。

確かにアメリカは製造業でなりたってはいない。貿易収支は赤字であるし、世界からの金が流れ込むことで一応平静を保っているに過ぎない。その一方、世界一のマーケットであり、また軍事大国である。
同時に、日本国内は高齢化社会で自動車産業も含めての需要は芳しくない。またアジアを含む地域においての、特に北アジアにおける覇権は、中国、韓国の著しい成長に押されている。つまり日本の軍事・政治的な状況は、前門の狼、後門の虎といっても良い。原油は1バレル:100ドルに達する勢いになり、その余剰金がアメリカの生命線となり、そのマーケットを狙って中国、日本、韓国はしのぎを削っている。

労働力の減少と、日本に流入する資本の相対的な減少が国を抜本的に蝕んでいる。いまでは中国国内の株式市場の総額は、東証の総額と遜色ないのだ。つい十年前には考えられなかった状況である。

高齢化社会という国内マーケットの衰退とともに、日本企業の海外へのシフトが高度な段階になってることを、この「トヨタの世界一」という事態において明確にしたと思う。民主党の迷走は「連立政権」という、政治的空白を解消する手段を模索するプロセスで起こった。国際的な変化のスピードは著しく、もはや、政治的な云々という物語を受容できるほど、日本に余裕はない。意思決定のプロセスは迅速化されなくてはならない。

格差を解消するために法人税を高くしたり、無駄な公共投資をする余裕はなく、もはや日本型の社会主義体制は崩壊している。トヨタは日本の企業ではなく、グローバル企業なのである。モノとしての企業(株式)だけでなく、人としての企業も脱日本人化している。

高齢社会は郷愁の社会である。過去の仕組みを回顧し、そのなかにいいものがあると夢想する。最近の「昭和」への追憶ブームも同様である。過去は美化されるのみだ。昭和三十年代は決して『三丁目の夕日』ではなく、戦後の暗闇が潜んでいたことを皆は忘却している。

トヨタが世界一になったことは、日本が世界一であることの象徴ではない。日本人にとっては、いまこそ危機であるという意識を持たなくては、亡国の期が迫っていくのだと痛感するべきだ。

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November 01, 2007

新しいGT-Rの広告戦略とイメージ

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6年前にゴーン氏が約束した日産GTRがデビューし、築地にある日産本社には、カラーバリエーションのラインナップとともに数台のGT-Rを展示している。モーターショーでは予約制らしいが、ここでは自由に触れるので、座席にも座ってみた。タイトな革張りのシート、情報機能の満載したナビ、現代的なステアリング、それでも日産のDNAを感じさせるデザインになっている。

私にとっての日産・スカイラインのイメージは、『神奈川』、『暴走族』、『セブンスター』がコアになっている。明け方の本牧埠頭近く、また第三京浜で爆走する姿であり、少し悪いぼんぼんが乗っているというイメージがある。スカイラインは嫌味なほど男臭い自動車であり、コンサバティブなセンス人たちは乗らない自動車だった。

時代が変遷し、バブルを経て、その当時の方々も五十代半ばになっている。確かにギャラリーを見渡すと、若い者は少なく、白髪頭の紳士たちが熱心に覗き込み、ステアリングを握っている。800万円という価格もあるが、やはり自動車に情熱を持つ人々は、確かに高齢化しているようだ。

今回のGT-Rは日産の情熱を表現したものだと、ゴーン氏は語っていた。若者に情熱を伝えるために(?)通常のTV-CFは行わず、路上で発表前に露出するというハプニング的なシティジャックの演出を用いたり、ブログを活用し、若者に自動車の情熱を伝える役割を与え、紙媒体、ゲーム等でのPRを実施している。

走りはポルシェターボ以上だという、0-100kmも3.6秒。凄まじい性能である。
しかしはたして若者が再び情熱を取り戻すきっかけになるのかは、正直分からない。デザインもセンスは良くなっているが、少々やぼったい。でもそこがGT-RのDNAなのである。

最近40代後半から50代向けのファッション誌が創刊されている。ドルチェ&ガッバーナ、その他イタリアブランドを着た年配の方が、男臭さを発散し、確かに六本木のクラブでもそういうタイプの紳士を目にする。昔、暴走族でやんちゃをしていたけれど、今では企業の役員になって、それでも過去の熱を忘れられない方々。

蓋し、GT-R=リッチなチョイ悪親父カーである。どこまで若者を魅了するかは未知数であるが、男の回春薬としては、ポルシェ以上であるのは間違いないだろう。

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