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December 2007

December 21, 2007

大学を再建する必要ってあるんですか。

日経ネットによると、こういう報告が出たそうだ。

私大や短大「経営困難」98法人・事業団調査、再建支援へ
 日本私立学校振興・共済事業団は、全国の大学法人64と短大法人34が早急に改善が必要な「経営困難状態」(イエローゾーン)にあり、うち15法人は「いつつぶれてもおかしくない」レベルと判定した。今後、経営実態を精査し必要に応じて支援に乗り出す。法人名は未公表だが、イエローゾーンが調査対象の約15%に当たる計98法人に上ったことで、大学・短大の淘汰時代到来が現実味を増した。

 同事業団は大学法人521と短大法人144の2006年度決算と07年度の入学者数動向などを基に、教育研究活動による現金収支(キャッシュフロー)や外部負債、運用資産に着目して7ランクに分類した。 (NIIKENET)

僕の感想としては、もうそういう大学などは必要ないと思う。現状の有名大学が縮小することはあっても、潰れることはないだろう。潰れるような大学に税金を投入したり、大学に希望者全員が(金さえ出せば)行けるようなことは無意味である。高等教育が遍く必要であると見なしている人々の頭がオカシイと思う。勿論、大学が必要ないというわけではない。大学は必要な人だけが行く、本当に意味のある教授・生徒・研究者が行くべきだからである。
第三セクターのレジャーランドが倒産するように、こういう大学等もなくなっていく。そういうことと同じであると思う。

大学に行けばいいというのは、あくまで有名大学に過ぎない。早稲田大学の学生から話を聞いたら、5万人もの学生が早稲田にいるという。仮に大学を出る目的が就職であったとする。通常の有名企業1社が雇用する新卒はよくても数百人だ。仮に日本の大学が早稲田だけだったとしても、新卒学生で人気企業トップの約40-50社程度が埋まる計算になる。

もはやなんとなく大学にいく時代ではないだろうと思う。潰れることころは潰れるので当然だ。さまざまな格差があってしかるべきであり、(実質なかった時代があるのだろうか)格差がないとか言っている幻想は捨てた方がいいと思う。実質それ(税金等)を負担していくのは、30代以前の世代なのだ。


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December 13, 2007

銀座マキシムに行く・高級フランス料理の代名詞

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銀座にある『マキシム』の名は余りにも有名だけれども、いままで食する機会がなかった。
理由は高級である=値段が高いということもあるけれど、その他東京のレストランと比べて高価すぎる訳でもない。確かに70年代当時から、高級レストランの代名詞として確か漫画でも見た気もするし、子供でも、どこか遠くで聞いたことのある名だった。自動車のメルセデスベンツであり、フェラーリのように乗ったことがなくても、(当時は見たことがなくても)知っているべき高級レストランだった。

先日出版されたミシュラン東京にも掲載されていないし、勿論それ以前に、80年代からのフランス料理を含めたヌーベル・キュイジーヌの波から取り残された遺跡のような存在である。だからこそ、90年代に大人になった僕としては、そこで食事をしようという頭の中に存在していなかった秘境であった。

壁には、マリアカラス、イブ・モンタン等かつてのフランスの著名人の訪問時のサインが飾られ、バーは古色蒼然と、ロートレックの絵(勿論本物ではないが)で彩られている。椅子はベルベット地である。現在主流である、ミニマルなスタイルの余分がない空間とは対極にあると言ってもいい。しかしここは、確かにイメージするフランスそのものである。シャンソンが似合う空間であり、五月革命以前のフランスへの追憶そのものだと感じる。80年代の五木寛之氏がパイプを吹かしていそうな場所だ。

およそ日本のトレンドは欧米より20年遅れているから、まあ1967年オープンのこの店が1947年のトレンドを体現しているのだろう。現在では、まあ10年以下のギャップかもしれないけど。

食事は、それなりに満足できるフランス料理だということだけに留めたい。良かった点は、ワインリストに飲み頃の銘柄が良心的なプライスで載っていることだ。ワインについては、巷のワインショップで売っている値段よりも、(近年のユーロの高騰も影響しているのだ)安いものが多くある。そこは歴史がある故なのだろう。

それにしても子供の頃想像していた「高級フランス料理」を食し、かつての「高級」の意味を知ったのは、とても感慨深かった。

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