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August 2009

August 28, 2009

成人した子どもの罪を、親が詫びる必要があるのだろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000527-san-soci
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世間を騒がせている芸能人の麻薬関連の事件。ワイドショーも、スポーツ新聞も最高の報道ネタを提供され、視聴率も、販売部数も伸びていることだろう。不景気な世の中には、スキャンダルのような麻薬が必要なのだなと、半ば呆れていたところ、高相容疑者の父親が詫びたという記事を読んだ。

成人(しかも40歳を過ぎた!!)子どもの罪を親が詫び、またネットのリアクション等をみると、親の責任を追及しているコメントも少なくない。日本はどうやら、近代国家という理念を理解していない馬鹿の巣窟らしい。<近代国家とは、憲法および法に基づく、国家と個人の直接的な関係と社会の均質的画一化である>

少なくとも、成人が犯した罪に関し、親が追及されるのは、甚だ「個人」というものが理解されていないのだなと、馬鹿らしくなるし、勿論、罪が違う(例えば、同居している家庭内で息子が監禁事件を犯したような類)ならば、そういう指摘も分かるが、麻薬の使用などという、まったく個人の倫理観に基づく犯罪について、こういう追求をするとは、村社会=百姓根性以外の何物でもない。すぐに連帯責任とか、家族の責任とか、責任所在を曖昧にするくせがある。

保護者責任は、未成年までである。(しかも成人を18歳にしようと機運があるくらい)しかし道義的な責任は一生追及される。家族ぐるみ、刑罰よりも社会的な制裁となる。日本はそんなレベルの国(前近代精神)でいいのだろうか。

もう少し、「個人」であり、「責任」を明確にするべきであり、感情に流されるばかりではいけない。裁判員制度もいいけれど、そういう基本的な認識を啓蒙していくべきではないだろうか。


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August 25, 2009

グーグルの『ストリートビュー』に総務省が配慮を要請する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000031-san-bus_all
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総務省は24日、グーグル日本法人に対して、同社が展開する地図検索サービス「ストリートビュー」をめぐり、個人のプライバシーなどに配慮した運用ルールを策定するように求める方針を固めた。路上から撮影した風景などをインターネット上で立体的な画像として閲覧できる同サービスに対しては、個人の生活環境などが判別されるとして、地方自治体などから強い反発が起きていた。グーグル日本法人も運用のルール化を受け入れる方向で調整を進めている。(産経新聞)

グーグルは摩擦を気にせず、旧来の社会を変革している。
そういう意味では、こういう衝突があることは十分に予見していただろう。インターネットの革命的な資質は、誰にでも十年前には政府の諜報機関でしか入手できない情報を開示した点にある。時間・空間の束縛を解き放ち、またクラウドコンピューティングは、知の偏在をも技術によって消失させていく。米国では、絶版された出版物はデジタルコピーされて配布することも合法となり、グーテンベルグの印刷技術の発明以来の転換が起きつつある。

中国、ロシアにおいてもグーグルは同様の活動を推進しつつある。旧来の権威と軋轢を生みつつも、新しい枠組みは、まさに水が高きから低きに流れるように浸透していく。米国であっても、テロリストに情報を与えるようなこういうデジタル技術の拡散は、いままでの観点から見たら国益に反すると考えるだろう。しかし現在の米国は、ITの変革を恐れず、国家の変貌も容認しているように思う。

今回の日本の総務省も調整は促すが、確かに禁止はできない。蓋し、現在のインターネットで起きつつある流れをもし国家が止めてしまった場合、それは何よりも「鎖国」を起こすようなものであり、同時に世界の時流から大きく取り残され、ケータイの業界で生じた日本製品の没落を、同様にIT産業界のみでなく、経済全般に引き起こししてしまうだろう。

政治的な変革を謳いながらも、駅前商店街の窮乏を解決するとかいう政党たち。『三丁目の夕日』的アナクロニズムに陥っている日本の現状を見ると、本当にこのままではガラパゴスになってしまうなと憂う。列車から自動車の時代に変革させたのもあなたたちであるし、光ファイバーを張り巡らせたのもあなたたちである。しかしその結果引き起こされた現状には、「納得」できないのである。

昨日の魚は美味しい。人の脳は、機能的に良かったことしか記憶しないそうである。だからこそ変化を恐れず、さらに変革していく世界を受け入れていこうと、僕は思う。


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August 18, 2009

ボルトの世界新記録とSEIKOの計測技術

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090818-00000044-spn-spo
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ボルト 平均秒速は12.4メートル…時速44.6キロ
8月18日7時2分配信 スポニチアネックス

 【世界陸上】国際陸連は男子100メートルの20メートルごとの通過タイムなどを発表し、ボルトは60メートルから80メートルを1秒61で走り、その区間の平均秒速は12・4メートルだった。日本陸連関係者は「聞いたことのないスピード」と驚嘆している。昨年の北京五輪はボルトの12・2メートル(非公式)が最高スピード。1991年世界選手権(東京)でカール・ルイス(米国)が当時世界記録の9秒86をマークしたときは12・1メートルが最高だった。

この快挙を計測したのは、日本の時計メーカーであるSEIKOだ。プレスリリースによると、『使用される機材は合計で約20トン、大会期間9日間の計時・計測はのべ12,000回以上にのぼります。今回は日本人およびイギリス人などからなる約50名のタイミングチームを3週間にわたり派遣しております。常に公平性と迅速性、高い精度が要求される公式計時は大会の成功の一端を担う重要な任務』だという。

9.58秒という途方もない記録とともに、世界の大舞台で活躍する日本人も誇りに思う。2016年の東京オリンピックが開催することを切に願う。

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August 07, 2009

大学は出たけれど…コンビニ大学の増殖と画一化する若者

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090806-00001068-yom-soci
今春の大学への進学率が現役・浪人合わせて初めて5割を突破したことが6日、文部科学省の学校基本調査(速報)でわかった。
短大を含めた進学率も56・2%と過去最高を更新。志願者に対する入学者の割合は92・7%に達したが、「大学全入」時代には至らなかった。同調査によると、今春の大学への進学者は60万8730人となり、昨春より約1500人増え、進学率は1・1ポイント上昇して50・2%だった。
進学者数は、調査項目に加わった1954年度(13万5833人)の4・5倍。進学率は、94年度に30%を超えてから徐々に増加し、この15年間で20ポイント増えたことになる。

「駅弁大学」という揶揄が出来たのは、戦後まもなくジャーナリストの大宅荘一氏が当時のGHQのすべての県に国立大学を新設する政策に対する批判からだそうだが、現在では、そんな話を遥かに超えて50%も進学しているのかと、甚だびっくりした。もはや駅弁どころが、「コンビニ大学」である。僕が80年代に大学生だった頃は、確かに30%くらいしか進学していなかったし、周りを見ても、高卒の人間も少なくなかった。

最近はニートだとか、ゆとりだとか騒がれているが、こういう現状なら仕方ないのかと思う。聞いたこともない大学が増加しているのも、そういう訳だったのかと納得する。受験生の頃、日東駒専ラインという言葉があったけど、いまはどういうボーダーがあるのだろうか。

受験というのは、ある意味社会のイニシエーションとなっていたのだけど、現在では様々なセーフティーネットが張り巡らせれた挙句、学位は簡単に手に入る。大学の新設は、結局国民をスポイルし、低俗化させているのだと思う。優秀な教員がそれほどいる訳でもないし、またどういう大学であっても、大学を出たという矜持だけが邪魔をして、様々な職業に就く多様性は否定されるだろう。逆には、それなりの矜持を持って邁進するからこそ、エリートが社会に貢献できるのだとも思う。

大学の増加に応じて企業の門戸が広くなるわけでもない。大学を出ても彼らが考える職で働けないと分かると、画一化した頭で親に抗弁する、「そんな仕事じゃ働けない」と。蓋し、(専門の学部以外は)彼らのほとんどは、第一次産業も、第二次産業も考えていないだろうし、第三次産業を目指しているはずである。
参考:大学生の就職希望ランキング

希望の就職ができないと、専門学校に行く人も少なくないらしい。
名ばかりの高学歴は害でしかない。こういう教育状況を放置した文部科学省に責任があると思う。少なくとも、今後はこういう画一的な若者をつくるのではなく、高校程度の年齢で職業に関する選択をさせるべきだ。格差をなくすという言葉は綺麗だが、コンビニ大学出を増産することが、それが彼らのため・日本のためになるのだろうか。

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