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August 2010

August 25, 2010

Neil Barrett x Palladium を買う。

Boots

バイクに似合うブーツという企画が、今月発売の『Moto Navi』にも掲載されていたけれど、やはりバイク用はどこまでいってもバイク用であり、なかなか自分が望むようなデザインのブーツがない。そうと言っても、ブランド物のブーツを傷を恐れず履き潰すのもどうかと、MIHARAの限定ブーツを買うのも躊躇していたら売り切れてしまい、やれやれと探していたら、Neil Barrett x Palladiumで今季ブーツが発売されるのを知った。

プラダのデザイナーをしていた時から、僕はバレット氏のデザインが好きであるけれど、十年以上たった現在でも、バッファローの革ジャンしかり、フランス軍用ブーツとのコラボしかり、モノのマーケティング&デザインがうまいなと感心する。

雨やロングツーリング用には、伊ダイネーゼ社のゴアテックスを買ったけど、街乗り&晴れにはこういうブーツを履いて颯爽とバイクに乗ってみようと、僕は一足注文した。しかも9月4日には、青山の店舗にバレット氏本人が顔を出し、ブーツも含めての新作を披露するというので、行ってみようかなと思う。

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August 09, 2010

年間、クジラが人間の3~5倍も魚を食っているとは、知りませんでした。

Imgp0123


「エコロジー」は、(正義等のワードはいつもそうですが)現在は政治的な自己表現の正当化に多用され、世界的に禍根を残すものが多くなっております。 クジラに関する問題も、日本人は加害者の立場として非難されているものであり、わたしたちは見過ごすことのできない問題です。その問題を、とても詳しく解説した興味深い記事が知人から送られて来たので、そのまま転載します。 『The Globe Now: クジラは地球を救う』 (増えすぎたクジラを捕る事で、食糧危機と環境危機に立ち向かう事ができる)というタイトルで、クジラ問題について世界的な視点から、論じているものです。


■1.年間300万頭のカンガルーを殺しながら反捕鯨を訴える偽善

 オーストラリアのケビン・ラッド首相は、日本が2010年11月までに捕鯨をやめな
ければ、日本を国際裁判所に提訴すると語った。このスタンドプレーに対して、オー
ストラリア国内からも常識的な批判が出ている。

 オーストラリアの有力紙「オーストラリアン」は社説で「日本はわが国の大きな輸
出市場であり、重要な戦略的同盟国だ」と強調し、重要な同盟国との関係は、自分た
ちだけが道徳心を持っていると思い込む国内の自然保護団体をなだめるだけの首相で
は、支えられない」と批判している。[1]

「自分たちだけが道徳心を持っていると思い込む」人々に対しては、もっと手厳しい
批判が国際紙、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンから突きつけられた。

「鯨に銛(もり)を打ち込むことは、牛や羊の肉を常食としている者の間にさえ感情
をかき立てるのかもしれないが、豪州は、作物や牧草を守るため年間300万頭余の
野生のカンガルーを撃っているときに、苦情を言える立場にはほとんどない」と批判
した。[2]


■2.反捕鯨国でも捕鯨賛成が過半数

 もう一つ、反捕鯨派の足下をすくうような世論調査の結果が出されている。

 アメリカの民間会社レスポンシブ・マネジメント社が、1997(平成9)年から翌年に
かけて、代表的な反捕鯨国であるアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリアの
国民を対象に行った世論調査である。その設問は次のようなものであった。[3,p191]

__________
 ミンククジラは絶滅に瀕しておらず、国際捕鯨委員会(IWC)は世界中に100
万頭のミンククジラが生息していると推定しています。では、あなたは次の条件のも
とで行われるミンククジラの捕鯨に賛成ですか、それとも反対ですか。

 捕獲したミンククジラは食糧として利用される。

 一部の国民や民族にとってミンククジラの捕獲は文化的側面を有している。

 ミンククジラの捕獲はIWCによって、規制されており、資源に影響が及ばないよ
うに毎年適切な捕獲枠が設定される
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「強く反対する」「反対する」を「反捕鯨」、「どちらとも言えない」を「中立」、
「賛成する」「強く賛成する」を「捕鯨賛成」と3分類すると、主要な反捕鯨国4カ
国での回答は次のようであった。

           反捕鯨    中立  捕鯨賛成
  アメリカ     19%   10%   71%
  イギリス     31%    8%   53%
  フランス     27%   11%   63%
  オーストラリア  40%    6%   53%

 すなわち主要な反捕鯨国でも、過半数は捕鯨賛成なのである。もっとも、この設問
はミンククジラが100万頭もいるというIWCの推定をきちんと説明し、さらに適
切な規制が行わる、という前提を明記している。こういう点を知らない一般国民は、
反捕鯨の比率がもっと高いかも知れない。

 しかし、このような合理的な説明をきちんとすれば、反捕鯨国の国民でも過半数が
捕鯨に賛成するという点が重要なのである。したがって捕鯨問題の本質は、一部の反
捕鯨派の政治宣伝に対抗して、事実と合理的な主張により、いかに国際世論の支持を
勝ち取るか、という問題なのである。

 参考文献[3]には、そのための豊富なデータと合理的な主張が掲載されているので、
その中から、いくつか興味深いものを紹介したい。反捕鯨国の人々と話をする機会が
あったら、ぜひこれらを紹介し、啓蒙に努めていただきたい。


■3.ミンククジラは世界で100万頭

 まずは前節のアンケートの設問にも紹介されていたが、クジラの種類によっては、
絶滅どころが増えすぎているものもある。

 1982(昭和57)年に行われた調査では、南氷洋だけで76万頭のミンククジラがい
ることが分かった。この数字は、IWCの本会議に報告され、承認されている。その
後、IWCの科学委員会がさらに詳しい調査を行い、世界中の海には114万頭程度
は生息しているというのが、現在のIWCの公式見解となっている。

 国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種とされているナガスクジラは、調
査捕鯨により北大西洋で約3万頭確認されている。ワシントン条約で絶滅危惧種とさ
れるのは、個体数が1千から2千の種とされているので、日本はIUCNがナガスク
ジラを絶滅危惧種としているのを見直すべきだと主張している。

 また生物学的にクジラは年に4~7%ずつ増えている、という調査結果が出ている。
したがって、南氷洋のミンククジラの生存数は76万頭と確認されているので、商業
捕鯨で年に4%、すなわち3万頭ほど捕獲しても、絶滅の心配はない。

 IWCの科学委員会では、これだけの生存数が確認されているのだから、年に2千
頭は獲っても問題はない、と結論を出した。

 日本の調査捕鯨枠としてIWCから認められているのは、南極海調査海域で44万
頭いると推定されているクロミンククジラの850頭、0.2%である。また北西太
平洋調査海域で25千頭いると推定されているミンククジラの220頭、0.9%で
ある。他の種も0.009%から0.4%の幅に入っている。

 このようにIWCは科学的にクジラの種類と海域ごとに生存数が調査され、そこか
らかなりの安全を見て、調査捕鯨の枠が決められているので、調査捕鯨がクジラを絶
滅に追い込む恐れは全くない。


■4.絶滅が危惧されるホッキョククジラを採り続けるアメリカ

 83種類のクジラの中で、絶滅の心配のある種ももちろんある。たとえばホッキョ
ククジラで、北極海には約8千頭が確認されている。

 このホッキョククジラの捕獲を、アメリカは行っているのである。アラスカに住む
先住民族イヌイット族のための「先住民族生存捕鯨」として、年間54頭の捕獲がI
WCにより認められている。

 ホッキョククジラは体長20メートル近く、平均体重が80トンもあり、平均5ト
ンのミンククジラの16倍も大きい。寿命も150歳から200歳の個体が見つかっ
ているので、ミンククジラの50年よりもはるかに長い。

 このようにホッキョククジラは寿命が長く、また極寒の海に住むため、増殖が非常
に遅く、このペースで捕獲していると、ホッキョククジラこそやがて絶滅してしまう
のでは、と危惧されている。

 またトン数で言えば、アメリカは4320トン、日本の調査捕鯨で南極海と北西太
平洋を合わせても、ミンククジラで5350トンと、量的にもそれほど変わらない。

 アメリカは絶滅を危惧されているホッキョククジラを捕獲しながら、世界に100
万頭もいて増えすぎだと言われているミンククジラの調査捕鯨を批判しているのであ
る。


■5.増えすぎたクジラが食糧を求めて沿岸部までやって来た

 各海域におけるクジラの生存数や、クジラの年齢推定方法などは、日本の調査捕鯨
などで明らかになってきたことだが、もう一つ驚くべき事実が判明した。

 長らく、クジラはオキアミ(エビに似た体長数センチほどの浮遊生物)だけを食べ
ていると考えられていたが、実は近年、クジラが増えすぎて他の魚まで食べるように
なってきているのである。

 たとえば、2009(平成21)年に釧路沖で調査捕鯨が行われたが、捕獲された、どの
ミンククジラの胃袋からも大量のスケソウダラが出てきて、関係者を驚かせた。2百
リットル容量のドラム缶2~3本分のスケソウダラ、サンマ、イカ、オキアミなどが
詰まっていた。

 また近年は、大型種のクジラが釧路沿岸で頻繁に目撃されている。
 これらの事実を総合すると、クジラの数が増えすぎて、オキアミなどの餌が足りな
くなり、やむなくサンマやタラを食べ始めたこと、そして大型のクジラもそれらの餌
を求めて、沿岸部に近づいてきている、と考えられている。

 実は、クジラの食害が釧路での漁獲高の急減の原因のようだ。釧路では1980年代に
は120万トンの漁獲量を誇っていたが、2005年には12万トンと10分の1にまで
減ってしまっている。

 クジラによる食害は、釧路ばかりではない。函館では伝統的にイカ漁が盛んで、夜、
集魚灯をつけてイカを集める。そこにクジラが大量にやってきて、集まって来たイカ
を食べてしまう、というのである。カナダやアメリカの漁民の間でも、クジラの食害
問題が浮上し始めているという。

 日本鯨類研究所の試算では、1年間で地球上の人類が採る漁獲高の総量は約9千万
トンであるのに対し、地球上のクジラが食べる魚の総量は3億トンから5億トンとさ
れている。

 クジラの商業捕鯨を再開して、適切な生存数をコントロールすることによって、鯨
肉の供給だけでなく、人類全体の漁獲高を大きく増やすことができる。これが迫り来
る食糧難への有効な対応策なのである。


■6.地球環境を心配なら牛肉よりも鯨肉を

 鯨肉は、環境面においても、また健康面においても、牛肉などよりははるかに優れ
た食材である。

 まず環境面から見てみよう。牛肉を生産するのと、クジラを獲るのとではエネルギー
効率がまるで違う。

 鯨の場合は、鯨肉一キロカロリーを得るのに、小型捕鯨船を使った場合、1キロカ
ロリーの燃料を消費する。牛肉1キロ分を生産するには約120キロの穀物飼料が必
要であり、それだけの穀物を生産するには、1200キロカロリーの燃料を必要とす
る。カロリー効率で見れば、鯨肉は牛肉の1200倍ということになる。

 また牛は大量の糞尿を出し、これが土壌を硝酸化する。さらに牛の発するゲップか
ら大量のメタンガスが排出される。アメリカだけで数億頭の牛を飼育しているので、
地球の温暖化にとって無視できないほどだという。

 海に棲むクジラには、こういう環境汚染の心配はない。鯨肉は牛肉に比べて、格段
にエコな食材であると言える。地球環境危機を心配する人なら、牛肉よりも鯨肉を食
べるべきなのである。


■7.鯨肉は優れた食材

 栄養面でも、鯨肉は大変に優れた食材である。100グラムあたりのタンパク質含
有量では、牛肉赤身の17~18グラムに対して、鯨肉の赤身は24~25グラムも
あり、動物性タンパク質の中ではもっともタンパク質含有量が高い。

 このタンパク質が口中で噛まれることによってアミノ酸となり、それが生命体の活
力源となる。また、このアミノ酸がうまみとなるので、鯨肉は美味しいのである。

 コレステロールが少ない点も、健康食として多いに注目されている。100グラム
あたりのコレステロール量は、牛肉が72ミリグラム、豚肉が61ミリグラムに対し
て、鯨肉は38ミリグラムしかない。

 健康に関心のある人なら、EPAやDHAという用語はおなじみだろうが、鯨肉は
これらを多く含む。EPAは脳溢血や心筋梗塞などの血管系の病気の予防に効果があ
り、またDHAは脳を活性化して学習能力を上げたり、眼の老化防止、疲労回復の機
能がある。

 牛肉、豚肉、鶏肉を食べてアレルギーになる人はいるが、不思議なことにクジラで
アレルギーになる人はいない。そこでアレルギー体質の子供のために、鯨肉を供給す
る運動も行われている。

 なぜ鯨肉にはアレルギーが出ないのか、理由は分かっていないが、一つの有力な仮
説として、南氷洋で捕れたクジラには発ガン性を持つPCBや、水銀などの汚染物質
がきわめて少ない点が挙げられている。他の魚の平均に対し、PCBは2700分の
1、水銀は15分の1である。


■8.捕鯨は我が国の国際的使命

 適切なコントロールのもとで商業捕鯨が再開されて、このような優れた鯨肉が供給
されたら、どうなるか。先進国においては、消費者は地球環境にも人体にも優しい健
康食として、牛肉よりも鯨肉を歓迎するだろう。また発展途上国においても、安価な
タンパク質源として、栄養状態の改善に貢献するだろう。

 その分、牛肉の需要は落ち込み、価格は低下する。困るのはオーストラリアやアメ
リカなどの牛肉輸出国である。これらの牛肉輸出国が代表的な反捕鯨国であることか
ら、反捕鯨国の真の狙いは牛肉輸出を維持することだ、という穿った見方が出てくる。

 それが真実であるかどうかは別にして、鯨肉の利用拡大は我が国の食料自給率を高
め、かつ世界の食糧問題、環境問題の解決に向けて効果的な対策になりうるのである。

 反捕鯨プロパガンダに対抗して、このような事実と論理によって捕鯨の妥当性、必
要性を粘り強く訴え続けていく事は、我が国の国際的な使命と言えるのではないか。

(文責:伊勢雅臣)

■リンク■

a. JOG(097) クジラ戦争30年
 捕鯨反対運動は、ニクソンの選挙戦略から始まった。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog097.html

1. 産経新聞、H22.02.23、「捕鯨問題 ラッド首相を批判 豪紙『対日関係育成を』」
東京朝刊、3頁、総合3面

2. 産経新聞、H22.02.25、「年間300万頭のカンガルー撃つ豪州に「反捕鯨」唱え
る資格なし」東京朝刊、8頁、国際面

3. 小泉武夫『鯨は国を助く』★★、小学館、H22
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4093878978/japanontheg01-22/

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